函館中央署は26日、保育園児に対する交通安全教室をかぜのこ認定子ども園(尾形はるみ園長)で開いた。2歳から5歳までの園児57人が身を守るために必要なことを教わった。
交通安全教室は同署が町会や保育園、幼稚園で実施している。車の危険性をテーマにした紙芝居の披露や、横断歩道を模した敷物を使い安全な渡り方の体験を行う。
この日は、もうすぐ新1年生になる園児17人が横断歩道の渡り方を学んだ。同署交通第一課の署員が「信号が青の時でも車が来る可能性がある、左右を確認してから手を挙げて渡りましょう」などとを説明。信号のある交差点では車との接触を避けるため、2歩下がって信号を待つことを呼び掛けた。
体験した佐々木純矢ちゃん(6)は「信号や横断歩道について知ることができた。車に気を付けて小学校に行きたい」と話していた。同課の池田裕介課長は「正しい交通ルールを覚えて楽しい学校生活を送ってほしい。ドライバーには歩行者との意思疎通を図り、思いやりのある運転を心掛けてほしい」と呼び掛けた。(中島遼泰郎)