【木古内】佐女川神社の伝統神事「寒中みそぎ祭り」は2日目の14日、祭りに合わせてさまざまな催しをするフェスティバルも始まり、氏子らがちょうちんを持って神社まで練り歩く「みそぎ行列」などが行われた。同神社では前日に続き、行修者4人の水ごりが公開された。
みそぎ行列には約100人が参加し、午後5時45分にみそぎ公園を出発。同神社まで約1キロの道のりにはキャンドルやかがり火が並び、小雪が舞う中、太鼓を鳴らしながら約20分かけて歩いた。
行列到着後のセレモニーでは、富まきや餅まきなどが行われ、来場者には温かいそばが振舞われた。その後、水ごりが始まり、冷水に必死に耐える行修者の雄姿に大勢の来場者が拍手を送った。花火も打ち上がり、約1000発が冬の夜空に舞った。
母親とともに来場した木古内小学校3年の井上依楓(いぶき)君(8)は「行修者の水ごりは寒くないのか心配だったけど、最後までやり遂げてすごいと思った」と話していた。最終日の15日は午前10時から、同公園で「みそぎ物産フェア」を開催。11時50分から、みそぎ浜で行修者が御神体を抱え、海中沐浴をする。(鈴木 潤)