函館市熱帯植物園(湯川町3、鈴木一郎園長)で1日、恒例のサル山温泉が始まった。飼育する37匹のニホンザルが湯に漬かって気持ちよさそうな表情を浮かべ、来場者を楽しませている。
この日は午前9時半の開園前から70~80人ほどが待つなど、冬の函館観光の定番として親しまれている。温泉はサルたちが最も好むという41・5度に調整。1日午前10時の気温は4度(高松町)と肌寒く、来園客はじっくりと湯に漬かるサルの姿を写真に収めたり、餌をあげたりして楽しんだ。札幌市西区の小学4年生、樋口隆太君(10)は「函館の中で一番行きたかった場所。サルはあったかそうで、かわいいなと思った」と話していた。
サル山温泉は来年5月5日までの予定。開園時間は午後4時半まで。入場料は一般300円、小中学生100円など。(千葉卓陽)