函館市内ではこの時期、津軽海峡から上る日の出が見られる。16日は午前6時半ごろ、左右が真っ直ぐなった状態となった。14日は雲が入り込んだ影響で珍しい形となった。
例年は晩秋から2月ごろまでにかけて見られる。気温が下がり、海水温と外気温の関係で光が屈折し、水平線に顔を出し始めた時から丸びを帯びないように見える。厳冬期は形の変化も大きくなる。
14日は函館市谷地頭町21の自営業、坂本政博さん(67)が、雲とのコラボレーションで描かれた作品のような姿を近くの住吉町の海岸から撮影。「10年以上狙える機会があれば足を運ぶが、このようなユニークな形は初めて」と話していた。(山崎純一)