パリ・パラリンピックの車いすラグビーで日本の金メダル獲得に貢献した函館出身の池崎大輔選手(46、三菱商事/BLITZ)への市栄誉賞贈呈式が19日、函館アリーナで開かれた。池崎選手は2016年以来自身2回目の受賞で、大泉潤市長が表彰状やトロフィーを手渡し、功績をたたえた。
式は同日から始まった健康増進イベント「ウェルネススタジアム」内で実施。市の誇りとなる顕著な業績があり、明るい希望と活力を市民に与えた人に贈る市栄誉賞は池崎選手を含めこれまで9人が受賞している。大泉市長はあいさつで「車いすラグビーを通じ、私たちに勝利に対する強い意志と不屈の精神を見せてくれた。市として池崎選手のような素晴らしい方を輩出できたことを非常にうれしく思う。本当におめでとうございます」と祝福した。
栄光の金メダルを首から下げて登場した池崎選手は「2度目の市栄誉賞受賞は誇りで、金メダルは現地や日本からのたくさんの応援のおかげで獲得できた。函館に帰ってきて、一番輝くメダルを皆さんに見せられてほっとしている」と笑み。今後に向け「パラスポーツ、車いすラグビーの魅力をたくさんの人に伝えることも自分の使命。スポーツの発展、普及に力を注いでいきたい」と抱負を語った。(飯尾遼太)