世界各国の民俗音楽や舞踊、大道芸のパフォーマーが集まる「第17回はこだて国際民俗芸術祭」(ワールズ・ミート・ジャパン主催)が5日、函館市元町公園を主会場に開幕した。開催を待ちわびた地元住民や観光客らが大勢足を運び、個性あふれる多彩なパフォーマンスを満喫した。11日まで。
今年は国内外29組が出演を予定。世界の料理や雑貨などを販売する「もぐもぐフェスティバル」も同時に開かれ、ビールと料理を味わいながらステージを楽しむ姿がみられた。
初日は3回目の出演となるアクロバティックな大道芸を披露する東京の2人組「スケサン・アンド・シュー」が登場。観客を巻き込む楽しいステージを繰り広げた。また、アフリカのコンゴとガボンのメンバーによるジャズアンサンブル「ポ・ンデコ」が洗練されたコンテンポラリー音楽を響かせた。大川町の60代の男性は「このイベントで知った京都の音楽トリオ『ザッハトルテ』を聞くのが楽しみ」と話していた。
午後4時~同9時半。元町公園に5ステージ、旧函館区公会堂に1ステージを設けるが、このうち元町公園会場は入場に有料パス(ワンデイパス2500円、全日程有効のスポンサーパス1万5000円、当日ワンデイパス3000円)が必要となる。高校生以下は無料。(小川俊之)