日本中央競馬会(JRA)の函館競馬が8日、函館競馬場(駒場町)で開幕した。初夏の陽気に誘われ、6674人の競馬ファンや家族連れが来場。思い思いにレースやグルメを満喫した。開催日は7月14日までの毎週土、日曜。
初日は開催を待ちわびたファンらが第1レースから詰めかけて場内は盛況。同日のレースには函館出身の丹内祐次騎手、川端海翼騎手も騎乗し、地元ゆかりのジョッキーに熱い声援が送られた。
グルメイベントでは9日まで函館市海岸町の「フィッシュ&チップスウミネコ」や手羽先が人気の「世界の山ちゃん」などキッチンカー5店舗が出店。このほか、やきとり弁当やトンカツ、牛タン串なども販売され、多くの来場者が競馬場グルメに舌鼓を打っていた。
市内の友人の案内で初めて来場した青森県つがる市の看護師、工藤花恵さん(43)は「いい天気の中、お酒も楽しめ、馬券も的中したので最高です」と笑顔で話した。
JRA70周年記念函館スプリントステークス(GⅢ)が行われる9日はフリーパスの日で入場無料。JRA年間プロモーションキャラクターの佐々木蔵之介さんが来場し、全レース終了後にパドックでトークショーを行う。イベントの詳細はJRAホームページから。(飯尾遼太)