昨年11月から冬季通行止めとなっていた函館山登山道(道道立待岬函館停車場線、3・6キロ)が8日午前11時に開通した。暖かい春の日差しのもと、登山口ゲート前には開通を心待ちにしていた市民や観光客の車15台が列を作り、春の函館山を堪能した。
先頭に並んだ函館市富岡町3、パート従業員の江口光一さん(61)は7年連続で一番乗り。「雪が解けて植物が芽吹いてくる春の函館山が1番好き。毎年違った景色が見られるのも楽しみ」と函館山の魅力を話した。
開通前には、函館西署や市市民部交通安全課など計10人が、春の交通安全運動の一環として啓発活動を実施。スピードダウンやシートベルト着用を呼び掛ける旗の波運動のほか、夜光反射とともにあおり運転に関するチラシを配布し、ドライバーに安全運転を訴えた。
同区間は18日まで終日通行可能。混雑防止のため19日~9月30日の午後5時~同10時、10月1日~11月12日の同4時~同9時はマイカー、レンタカーは通行禁止。11月13日午前11時に冬季閉鎖する予定。(中島遼泰郎)