函館市宮前町の亀田川に架かる新世橋付近で、春の訪れを告げるマンサクが早くも満開となった。
マンサクは本州や北海道の山野に自生するが、この木は宮前町会が植樹した。寒さに強く、細くリボンのような黄色い花を咲かせることで「豊年満作」と言われたり、早春の始まりに咲くことで「まず咲く」が「まんずさく」となまって言われたりしたことなどが語源とされている。
例年は3月上旬~中旬に見ごろとなるが、今年は2月中旬の平均気温が3・1度(平年氷点下1・9度)と5度高いなど、3月下旬~5月上旬並みの陽気が続いたことで花が早まった。(山崎純一)