【木古内】佐女川神社(町木古内、野村広章宮司)は寒中みそぎ神事が道の無形民俗文化財に指定されたことを記念した御朱印をつくり、元日から配布している。
A5判で「北海道無形民俗文化財指定記念 寒中みそぎ神事」と書かれた御朱印の隣には、下帯姿の行修者らが歩く姿を描いた、群馬県出身の切り絵作家、関口コオ(1937~2018年)の作品を配置した。1枚1000円で元日に頒布を始め、これまでに60枚ほどが出た。
13日からは今年の寒中みそぎが始まり、4人の若者が厳しい鍛錬に臨む。野村宮司は「文化財指定を受けた節目でもあり、より一層、安全、安心に気を配り神事を治めたい。関係各位の力添えをいただけたら」と話している。(今井正一)