函館の冬の一大イベント「2023はこだてクリスマスファンタジー」(実行委主催)が25日、閉幕した。最終日は穏やかな天気で、多くの市民や観光客でにぎわった。きらびやかに輝く巨大ツリーの柔らかな光と大輪の花火の共演が聖夜の冬空を彩り、フィナーレを飾った。
JRA函館競馬場が初協賛した、プロジェクションマッピングが注目を集めた。午後5時45分の上映には多くの人が見入った。同6時のツリー点灯と花火打ち上げも楽しみ、ツリーをバックに記念撮影をしていた。
ベイ函館前歩道で営業した9店のスープバーや、会場近くで初開催した「ホットクリスマスマルシェ」にはキッチンカー8店が集結し、コーヒーやカレー、手羽先など豊富なメニューが並んだ。
江別市から訪れたパート従業員の雲崎やよいさん(48)は「ちょうど函館に来る機会があり、10年ぶりにツリーを見ることができた。とてもきれいだった」と話した。(竹田 亘)