NPO法人チャリティーサンタ(東京)は、貧困や病気など、さまざまな事情を抱える子どもたちに本を贈る事業「ブックサンタ」を全国で展開している。函館、近郊では書店4カ所が参加しており、クリスマスイブの12月24日まで受け付けている。
「あなたも誰かのサンタクロース」を合言葉に、同法人が全国の書店と連携して行っている社会貢献プロジェクト。来店者が子どもたちに読んでもらいたい本を購入。書店と同団体を通じて本を託し、子どもたちに贈られる仕組みで、昨年は約7万5000冊の寄付が集まった。
道南では函館栄好堂丸井今井店(本町32、函館丸井今井6階)、函館蔦屋書店(石川町85)、くまざわ書店函館ポールスター店(港町1、ポールスターショッピングセンター内)、未来屋書店上磯店(北斗市七重浜4、イオン上磯店内)が参加。このうち未来屋書店(横山茂店長)は2021年から参加し、徐々に賛同の輪が広がっているという。店頭に在庫がない本でも、出版社にあれば取り寄せて対応も可能。寄付者にはオリジナルステッカーとサンクスレターがその場で贈られる。
担当の三井寺(みいでら)裕さん(37)は「昔読んだ思い入れのある本を、クリスマスの機会に次世代へつなぎませんか」と参加を呼び掛けている。問い合わせは同店(0138・49・7921)へ。(竹田 亘)