五稜郭タワー(中野恒社長)は12日、秋の紅葉シーズンを前に、タワー展望台の窓ガラス清掃を始めた。今年3回目で、屋上から吊り下ろされるゴンドラに乗った3人の作業員が汚れを丁寧に落とし、国内外から訪れた観光客らが作業の様子を眺めていた。
毎年春、夏、秋に実施。この時期は空気が澄み渡り、五稜郭や横津岳の紅葉を楽しんでもらおうと行っている。ガラスは5面に315枚(総面積874・52平方メートル)あり、作業は2日かけて行う。
この日は午前10時ごろ箱館奉行所を見下ろす側から開始。雑巾やワイパーを動かす作業員に対し修学旅行生らが手を振っていた。福島県から観光で訪れた女性は「ゴンドラが降りてきた時は驚いた。作業を見たらサクラの木の紅葉時にまた来たくなった」と話していた。(山崎純一)