函館市西部地区ではしご酒を楽しむイベント「第34回函館西部地区バル街」(実行委主催)が9月10日、同地区で開かれる。新型コロナウイルスの影響で秋の開催は4年ぶり。市内外から60店舗が参加予定で、8月10日から前売りチケットを販売する。
西部地区をスペインの立ち飲み居酒屋「バル」に見立て、まちを巡るとともに飲食を楽しむイベントとして2004年にスタート。春秋年2回開催し、コロナ禍で19年9月の開催から約3年半中断。今年5月に復活し、チケット換算で4000人以上が参加する盛況ぶりで、実行委の加納諄治事務局長は「前売り券も早々に売り切れるなど、待ちわびていた人が多く、うれしかった」と振り返る。
今回は市内49店のほか、今金、乙部、江差といった道南圏、青森市、米国・カリフォルニアのワイナリーを加えた計60店舗が参加。うち初参加は9店舗。バル街スタート当初からの常連店舗・五島軒本店(末広町)が19年秋以来参加する。
前売り券(4000円)は参加店や販売協力店で扱うほか、10日正午からバル街ホームページでインターネット購入できる。当日券(5000円)は、市地域交流まちづくりセンターに開設する案内所「バル街i」で販売。いずれも5枚つづりで、各店でチケット1枚と飲み物、ピンチョスのセットを引き換えることができる。
当日、まちづくりセンターに着物で来場した参加者に酒やジュースを振る舞う「きものdeバル」をはじめ協賛イベントも多数用意。加納事務局長は「当日はみんなでまちを歩き、まちを感じながら酒や食事を楽しみましょう」と呼び掛ける。
問い合わせは、実行委の深谷宏治委員長がオーナーシェフを務める「レストランバスク」(0138・56・1570)へ。(飯尾遼太)