函館市企業局交通部は25日、市電の装飾車両「花電車」の運行を開始した。8月5日までを予定し「開港164周年記念函館港まつり」(8月1~5日)を盛り上げる。
花電車は大正時代から慶事に運行され、現在は函館港まつり期間中の名物として親しまれている。運転士は法被姿で、今年は西部地区の赤レンガ倉庫群や教会群などが描かれた車両や黒船をデザインしたものなど3両が続いて走行。「函館港おどり」などの曲を流し、沿線では市民や観光客が動画や写真を撮影するなどして楽しんでいる。
午前、午後、夜の各1便ずつ3往復を運行。雨天時や悪天候時は運休。また、花火大会開催日の1日は夜便を運休。「ワッショイはこだて」パレードのある2、3の両日は午後便と夜便を運休し、第2部「サマーカーニバル」に登場する。
運行時間は函館市のホームページ(HP)で確認できるほか、位置情報をスマートフォンなどで確認できるサービスもある(HPから)。問い合わせは同部事業課(0138・52・1273)へ。(山崎純一)