JR北海道は7日、来年3月の北海道新幹線開業に向け、22日から乗務員の訓練運転を開始すると発表した北海道新幹線車両「H5系」を使って、運転士や車掌が営業運転を想定したさまざまな訓練を実施夜間を中心に開業日まで週4回程度行い、万全を期す構えだ
訓練運転には運転士35人と車掌20人が参加運転士は停止位置や急勾配、カーブでの加減速などを確認、車掌は車内放送や駅到着時のドアの開閉、ホーム柵の操作を行う
青函トンネルを含む約80キロが貨物列車との共用区間となるため、訓練運転は原則午前1時~同3時半に限定途中駅の停車、通過などさまざまな走行パターンを試し、新函館北斗?新青森間を1晩あたり3往復する
同社によると、訓練運転のほかに、列車運行管理システムの確認や異常時対応の教育などのため、日中に新函館北斗?木古内間で新幹線車両が走行する場合もあるという(山田大輔)