函館市内で、大手薬局チェーンの出店が相次いでいるサッポロドラッグストアー(札幌)は7月の函館空港に続き、今月はベイエリアに出店サンドラッグ(東京)は、美原地区に路面店を年内にオープンし、市内に本格的に進出するいずれも訪日客の豊富な需要を取り込むのが狙いとみられ、外国人観光客の増加を背景に、各社の出店攻勢は続きそうだ
サッポロドラッグストアーは6月以降、道内で多数の外国人客が訪れるエリアに進出札幌市の狸小路商店街を皮切りに、7月10日には函館空港に出店した
豊川町12の青森のアンテナショップ跡地にオープンする「函館ベイ店」は、店舗面積約300平方メートル商品表示は日米中の3カ国語で行い、中国語が話せるスタッフを配置、早ければ来週にも開店する周辺には金森赤レンガ倉庫など人気の観光スポットがあり、団体ツアー客などの需要を見込んでいる
一方、サンドラッグの子会社「サンドラッグプラス」(札幌)は、キングハイヤーの本社跡地に「美原2丁目店」を今年秋にオープンする建築確認申請によると、店舗面積は平屋約1000平方メートルで、駐車場は約30台分用意、完成は9月15日を予定している
同社は現在、函館と北斗市内の大型商業施設内で計2店舗運営しており、免税対応を行う美原の新店を足がかりとして、函館市内でさらに出店を検討している
「ツルハドラッグ」を展開するツルハホールディングス(札幌)は、静観の構え同社は「函館市内23店舗のうち、松風店は来客全体の2%強が免税対応」とし、品ぞろえなどの面で工夫していくという