函館市が新たなスポーツ・文化の拠点として建設を進めてきた函館フットボールパーク(FP、日吉町4)と函館アリーナ(湯川町1)が1日、同時オープンを迎えた両施設でそれぞれ開場記念式や市民イベントなどが行われ、大勢の市民が供用開始を祝い、地元のスポーツ競技のレベル向上を誓った
FPでは午前11時半から開場記念式が開かれ、工藤寿樹函館市長やサッカー、ラグビー関係者ら約130人が出席テープカットと始蹴式を行い、待望の大型スポーツ施設の門出を祝った
式典では、工藤市長が「各種スポーツ大会や合宿の誘致を図り、さらなる交流人口の拡大に努めてまいりたい」とあいさつし、「子どもから大人まで幅広いご利用によってスポーツの振興が図られるとともに、市の活性化につながる」と述べた
FPは既存の日吉サッカー場と一体化した屋外運動場で、道南最大数のグラウンドを有する2014年5月から旧北高跡地で新設工事に着手総事業費は約15億円で、敷地面積は約9万9500平方メートルサッカーとラグビーがプレーできる多目的グラウンド(68メートル×120メートル)2面とフットサルコート(18メートル×38メートル)3面を新設し、いずれも人工芝を採用中でも多目的グラウンドは日本サッカー協会(JFA)公認規格の検定を合格し、全国、プロレベルの試合の開催が可能だ
FPでは今後、ラグビーの北海道小・中学生大会(9月)や10月にサッカーの高校選手権大会北海道大会など、全道規模の大会が開催される
函館アリーナでは、オープン記念試合を2日に行うプロフットサルチーム「エスポラーダ北海道」の選手らが参加し、道南の子どもたち100人とダンスやフットサルを楽しむイベントが行われた
2日午後1時から行われるFリーグ公式戦第15節、エスポラーダ北海道?アグレミーナ浜松戦を盛り上げようと企画
参加した子どもたちは前半、サッカーJリーグ・コンサドーレ札幌のダンスチーム「コンサドールズ」の指導を受け、エスポラーダの選手らと一緒に「ジャガイモ機関車」のダンスに挑戦2日のハーフタイムにこの踊りを披露するため、真剣に動きを確認した
その後、ゲームやスピードガンで蹴る早さを競い、ドリブルのタイムレースなどを楽しんだ上磯小6年の泉毅君は「サッカーがうまくなりたくて参加したダンスもプレーも選手が盛り上げてくれて楽しかった」と話していた