箱館奉行所(五稜郭町、田原良信館長)は29日、開館5周年の記念イベントを行った来館者が和太鼓の演奏や和装の試着体験などを楽しんだ
館内で格式高い部屋といわれる「一ノ間」では、「奉行に変身」と称して裃(かみしも)の衣装や打ち掛けなどを着て記念撮影する体験コーナーを開設先着100人にオリジナルグッズを贈呈した
午後からは屋外で函館巴太鼓ジュニアの演奏会が開かれ、通りかかった観光客らが足を止め、力強い演奏に拍手を送っていた奉行所スタッフによる折り紙教室も開かれ、親子連れらが体験した
5周年に田原館長は「函館は和洋が融合した景観を楽しめるまちその中で伝統的な日本文化を体感できる名所として、さらに発信していきたい」と話した
箱館奉行所は江戸時代末期、日本の北辺防備の拠点として設置された江戸幕府の役所今の建物は当時の外観写真や絵図などをもとに復元し、2010年7月29日オープン今年6月には入館者100万人を突破した(鈴木潤)