8月1日に開幕する「開港156周年記念函館港まつり」のパレードに参加する青森ねぶたが28日、函館市内に到着した荒れ狂う津軽海峡を渡る源義経が題材の「龍馬渡海(りゅうばとかい)」で、迫力満点の作品だ2日に行われるパレード「ワッショイはこだて十字街・松風コース」に登場する
青函ツインシティ交流の一環で、隔年で青森市からねぶたが贈られている今年のテーマとなった義経伝説では、津軽半島北部の三厩(外ケ浜町)に到着した源義経は、荒れ狂う津軽海峡の波がおさまるよう観音像に祈願義経は観音が姿を変えた白髪の老人から3頭の龍馬を授かり、北の大地へと渡ったという
ねぶたの大きさは、幅7メートル、奥行き5メートル、高さ2・6メートルで、パレードでは台車に乗せて高さ4・5メートルほどになるたくましい龍馬にまたがり海峡を越える義経の姿を表現し、北海道新幹線で結ばれる青函新時代の到来を重ね合わせた当日は市民から募集した跳人(はねと)とともに港まつりを盛り上げる(今井正一)