「白口浜」に位置する函館市南茅部地区で17日、天然マコンブ漁が解禁された朝日を浴びて褐色に輝くコンブが水揚げされ、浜は活気に包まれた
南かやべ漁協大船支所では午前5時、大舟漁港から出漁した船が前浜で3時間の漁を行った漁業者は箱めがねで海底をのぞき、マッカ(さお)でコンブをねじり採ったコンブを積んだ船が岸壁に着くと、トラックに搭載したクレーンで次々と水揚げした
大船の漁業丸谷光日東(みつひと)さん(44)は「今年は繁茂状況があまり良くない量は少ないが、実入りは良好養殖と同時に行っており、これから忙しくなるね」と話した天然の採取作業は9月まで続く
道総研函館水試は「今年は豊漁だった昨年に比べて海域の水温が高めに推移している」としている
南茅部のマコンブは、朝廷や将軍家に献上されていたことから「献上昆布」とも呼ばれる高級品(山崎大和)