18日開幕する市民創作函館野外劇の総合練習が16日夜、会場の五稜郭タワーアトリウムで行われた幕開けからフィナーレまで通して行い、出演者らが公演に向け士気を高めた
舞台として活用している国の特別史跡・五稜郭跡が、崩落した堀の石垣修復工事中のため、今回初めて五稜郭タワーアトリウムなどに舞台を移して上演75分間の内容を40分程度に短縮し、1日2回上演する投げ銭方式の募金公演とし、劇には100~150人が出演する
総合練習ではオープニングのコロポックルの登場やペリー提督の来函、箱館戦争の激しい戦闘などのシーンが展開され、衣装を着た出演者は本番さながらの演技を繰り広げた
NPO法人市民創作「函館野外劇」の会の里見泰彦事務局長は「昼間の公演で修学旅行生や観光客が観劇しやすくなった40分と短縮したが、1日2回公演となったので多くの人に見てほしい」と話していた17日も総合練習を行い、18日の開幕に備える
8月16日までの11回公演で、上演時間はいずれも午後2時からと同3時半から問い合わせは同会(TEL0138・56・8601)へ(鈴木潤)