お盆を迎えた13日、函館市内の墓地や寺院には、朝から花や供物を手に墓参りをする市民らの姿がみられた
市内(一部地区を除く)では、一般的な旧盆より1カ月早い7月にお盆を迎える風習がある
この日は朝から蒸し暑い中、市営住吉町共同墓地などに市民らが訪れた汗を流しながら墓石を丁寧に水洗いした後、僧侶に読経をお願いし、無事にお盆を迎え入れた近くに立つ浄土宗地蔵堂の開米隆成(かいまいりゅうせい)住職によると、立待岬周辺の同墓地には約4000基の墓が立つという
親子2人で墓参りに訪れた時任町の女性(83歳)は線香の煙が静かにくゆる中、神妙な表情で墓前に手を合わせていた「お盆は、普段会えない親戚が訪ねてきて思い出話ができる良い季節今年も無事に供養を終えられてよかった」と話した(半澤孝平)