夏の全国交通安全運動(11~20日)に合わせ、函館中央署(堀内巖署長)は13日、函館市内25カ所で大規模な旗の波街頭啓発を実施した旗の波作戦としては全国一の規模となる73団体の計3816人が参加し、ドライバーらに安全運転を呼び掛けた
市や町会、学校などにも共催を呼び掛け、多くの会員や児童が駆け付けたJRA函館競馬場で行われた交通安全集会では、昨年7月13日に女性4人が死傷した小樽市の飲酒ひき逃げ事件に触れ、堀内署長は「どんなに厳しい判決が出ても、亡くなった命は戻ってこない函館はもちろん全道へ交通安全を訴えていこう」とあいさつした
参加者は「思いやり運転を」や「シートベルト着用」などの旗を手に沿道に立ち並んだ駒場団地町会の川端和雄会長(83)は「参加者一人一人が自らの交通安全の意識を高める良い機会にもなった」と話した同署によると、12日までの同署管内での人身事故は前年同期比39件減の346件、死者は同3件減の1件で、負傷者数は同74件減の409件という(能代俊貴)