JR北海道が新函館北斗?函館間を結ぶアクセス列車「はこだてライナー」について、混雑時などは最大6両編成で運転する方針を明らかにしたことを受け、函館市内の関係者からは歓迎の声が相次いだ2次交通をめぐっては、函館地区ハイヤー協会が新函館北斗駅を起点とした定額制タクシーの導入を検討しており、環境整備に向けた動きが活発化してきた
JR北海道はこれまで、同列車を3両編成で運行するとしていたただ、10両編成の北海道新幹線の定員731人に対し、アクセス列車の定員は441人繁忙期の輸送力が懸念されていたことから、函館市や函館商工会議所などの関係団体でつくる北海道新幹線新函館開業対策推進機構は、同社に対して改善を求める要請活動を続けていた
同機構の会長を務める同会議所の西村憲人副会頭は「常時6両ではないのが残念」としながらも、「一歩前進した」と評価函館ホテル旅館組合の遠藤浩司理事長は「臨機応変に対応してもらえるならば大歓迎混雑を緩和し、スムーズに函館駅まで観光客を運んでほしい」としたJR北海道は「利用客が極端に集中する時は、6両での運行を検討している」とし、70メートルほどを想定していた同列車用のホームの長さを延長、開業日までに整備する方針
一方、函館市内のタクシー事業者は、新函館北斗駅から函館市内への送客を図る手段として、エリア限定の定額制タクシーを検討中だ函館地区ハイヤー協会は「秋をめどに、方向性をまとめたい」としている(山田大輔)