初夏の函館を彩る「はこだて花と緑のフェスティバル2015」(実行委主催、函館新聞社など後援)が27日、はこだてグリーンプラザで始まった今年は北海道新幹線開業300日前カウントダウンイベントとの同時開催とあって、悪天候にもかかわらず大勢の市民が足を運び、美しい花々をめでながら新幹線時代の到来を心待ちにした28日まで
市民が花と緑に親しみ、潤いのある生活を提案しようと官民17団体で実行委(星井英人委員長)をつくり、今年で22回目
新幹線開業イベントとのタイアップとあって、会場には新幹線車両「H5系」をイメージさせる色合いの花々が飾り付けられたほか、花株を積み重ねてH5系をモザイクアート状に表現した高さ3・4メートル、幅5・5メートルの立体花壇を設置ベゴニアやコリウスなど8種類、約1840株を使っており、開会前に函館共愛会中央保育園(小川美保子園長)の年長組園児19人が残りの株を置いて花壇を完成させた参加した小野地龍信君(5)は「花壇はかっこ良かった新幹線に乗って、東京に行ってみたい」と目を輝かせた
午前10時からのオープニングセレモニーでは、星井委員長が「(新幹線カラーの)ライラックや白、グリーンと、優しい色合いの花を並べた雨の中ですがゆっくり楽しんで」とあいさつ先着500人に植物栽培キットがプレゼントされたステージイベントとしてフラワーアレンジメントや新幹線おもてなしクイズ、音楽・太鼓の演奏など多彩な催しが繰り広げられた会場には北海道新幹線PRブースが設けられたほか、湯の川温泉から持ち込まれた足湯コーナー(女性限定)も人気を集め、女性客が雨で冷えた足下を温めていた
28日は午前10時~午後4時午前11時45分から新幹線の仕組みを伝える科学実験ショー、午後3時から恒例のエンディングオークションなど、さまざまなイベントが行われる(千葉卓陽)