【七飯、鹿部】5月28日夕から北海道七飯町の駒ケ岳麓で遭難し、3日朝に無事保護された北斗浜分小学校2年の男児(7)が、保護された時の状況が徐々に判明してきた。
男児は3日午前7時50分ごろ、父親に置き去りにされた場所から約4キロ離れた、鹿部町本別の陸上自衛隊駒ケ岳演習場内の宿舎の中にいたところを、演習中の隊員に発見された。宿舎は長さ約40メートルの建物で出入口が2カ所あり、そのうち鍵がかかっていなかった1カ所から中に入ったとみられる。隊員が宿舎内に入ったところ、男児が目の前に立っていたという。
また内部にはマットレスがあり、マットレスにくるまって暖をとっていたとみられる。宿舎のすぐ横には水道の蛇口があり、水を飲みながらしのいでいた。