【札幌】立憲民主党前職の逢坂誠二さんは27日夜、党道連代表として札幌市内の道連合同選対本部で道内立民候補の開票状況をテレビ中継で見守った。仲間の当確の報が出ると、壁に貼ったボードの名前の上にバラの花を付け、当選者を祝福した。
午後10時半ごろ、逢坂さんの当選確実の報が伝えられると、自身の名前にバラの花を付け、ビデオ会議アプリ「ズーム」でつないだ函館市松風町の合同選対事務所にいる支持者とともに万歳三唱し、満面の笑みを見せた。
野党間の協力関係が崩れ候補が乱立する構図で、比例との重複立候補を取りやめ後のない戦いに挑んだ逢坂さん。陣営は危機感を持って運動量を増やし、一枚岩でしっかりまとまった。
逢坂さんは「吹雪の中で冬山を登っている気分で、いつ滑落してもおかしくない危機感を持って戦った」とかすれた声で語った。(山崎大和)