本間さんが選挙事務所としていた函館市日乃出町の共産党函館地区委員会では、本間さんと支持者が開票状況を厳しい表情で見守った。
本間さんは「支持者の方には残念な結果になった。ネット活用など訴え方にも課題があった」と話しつつも「今後も函館・道南のために頑張る。特に一次産業と公共交通、地域医療の問題に取り組みたい」と述べた。原田有康選対本部長は「共産の政策浸透には大いに貢献したのではないか」と話した。
当初から劣勢とみられた中、街頭遊説を精力的に展開。党機関紙が裏金事件を暴いた実績や、中小企業支援とセットの最低賃金上げなどのアピールに努めたが、及ばなかった。(神部 造)