4選を果たせなかった工藤寿樹さんは23日午後8時20分ごろ、選対事務所(山の手2)で、沈痛な雰囲気の中、集まった支持者を前に敗戦の弁を述べた。
工藤さんは「応援してくださった皆さまには大変申し訳ないが、私の力不足で結果を出すことができなかった」と頭を下げた。
3期12年を振り返って「2011年の東日本大震災、18年の地震によるブラックアウトを乗り越えて函館の観光や経済の回復を実現してきた。新型コロナウイルス感染拡大対策にも全力で取り組み、ようやく光が見えてきた。あと4年かけて函館を完全に回復させるところまで自分で成し遂げたかったが、力が及ばなかった」と語った。
今後については「まだ選挙が終わったばかりで考えていない。今はゆっくりと休みたい」と支持者一人一人と握手し、事務所を後にした。(小川俊之)