【北斗】函館大妻高校食物健康科2年生29人による手作り弁当「新米弁当大妻日和」が9日、JA新はこだての直売所・あぐりへい屋で販売され、用意した弁当100個が瞬く間に売れた。
道南産ブランド米「ふっくりんこ」のPRなどを目的に、同校と同JAが毎年実施している。この日は混乱を避けるため、弁当販売開始前に整理券が配られたが、販売開始を待たず完売。購入できなかった客が肩を落とす様子もあった。
弁当はふっくりんこを使った「秋鮭としば漬けのご飯」など、生徒たちが考案した料理12品が盛り込まれた。「みんなで力を合わせてつくりました。味だけでなく見た目も楽しんで」とカボチャの煮物を担当した伊藤アメリさん(17)。夫婦で弁当を購入した函館市山の手2丁目の会社員、高井一郎さん(70)は「弁当づくりに孫が携わっているので、これは食べなければと思い駆け付けた。早速昼食としていただきたい」と話していた。(野口賢清)