金森赤レンガ倉庫(函館市末広町)は18~20の3日間、鉄道の楽しさを伝えるイベント「カネモリトレインフェスティバル ミニ」(函館新聞社など後援)を同倉庫で開く。新型コロナウイルス感染防止のため今年は規模を縮小し、展示や物販を中心としたコンテンツをそろえて開催する。入場無料。
鉄道の魅力を発信するイベントとして2018年から開催。市内でもコロナの感染拡大が続く中、感染対策を講じて子どもたちが楽しめるイベントを目指し、体験型の催しを取りやめ、来場者が密にならないよう、倉庫内では会場を分散させて実施する。
メイン会場の金森ホールでは18~20日の3日間、駅弁の老舗・函館みかどとのコラボレーションで開発した「カネモリトレインフェスえきべん」(税込み1000円)を各日30食限定で、同社の「豚わっぱ飯」を10食限定で販売。ジオラマ製作集団「ぺたぞう電車王国」による「タカラトミー」の鉄道玩具・プラレールの高さ2メートル、約50両が走る巨大展示のほか、JR北海道函館支社などの企業ブースもある(午前10時~午後6時)。
このほか、金森洋物館特設会場では17日~26日で「トレイングッズストア」を開設し、全国に鉄道模型店を展開する「ポポンデッタ」によるTシャツや文房具などの鉄道グッズ、道南いさりび鉄道をはじめ、道南、東北の鉄道会社などのオリジナルグッズを販売する(午前9時半~午後5時)。
このほか、同洋物館特設ギャラリーではイベントに先駆け、静岡県島田市の「大井川鐡道」の魅力を発信する写真展を26日まで開催中。金森商船営業部の松本怜士さんは「ジオラマなど普段見られない展示がたくさん。鉄道について知る機会になれば」とPRする。問い合わせは同社(0138・27・5530)へ。(飯尾遼太)