道南を代表する冬の味覚「ゴッコ(ホテイウオ)」を味わえるイベント「第30回恵山ごっこまつり」(実行委員会主催)が、2月9日午前11時から道の駅「なとわ・えさん」(函館市日ノ浜町31)前特設会場で開かれる。恒例のゴッコ汁の販売(1杯300円)のほか、魚介の販売や節目を記念しこれまでの祭りの歴史を紹介するパネル展示も行われる。
函館市、えさん漁協が後援。ゴッコのほかカキ、ホタテ、タラ、ババガレイ、タコなどの新鮮魚介を販売。ゴッコの生干しも販売予定。特製焼きそば、名産のタコを使ったタコ串も用意する。家族連れも多いことから、子ども向けにポニーの乗馬(無料)や北大水産学部の協力で赤ちゃんゴッコの展示も楽しめる。
ゴッコはこの時期が旬で独特の食感とうま味が特徴。ただ、魚類の全般的な不漁を受け、ゴッコの漁獲状況も芳しくないという。漁模様が極端に悪い場合は中止となり、31日の漁次第で判断するという。市恵山支所は「これからの漁に期待している。名産のゴッコを存分に楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。問い合わせは同支所産業建設課(0138・85・2336)へ。