高齢者福祉施設を運営する社会福祉法人「函館カリタスの園」(旭岡町78)は29日午前10時から、同施設などで手作り体験や音楽ステージなどが楽しめる「それいゆフェスタ」を開く。
毎年この時期に開催する恒例イベント。今年は「旭ヶ岡の家とつながって、愉快なテーマパークを楽しもう!」がテーマで、フードや体験ブースなどを充実させた。「函館モノクラ」の体験コーナーはレザークラフトやキャンドル、ハーバリウム製作など12店舗が集結するほか、個性豊かなハンドメイド作家による作品販売、「モグモグコーナー」はバスラーメンやたこ焼き、すしなど種類豊富に提供する。
このほか、函館を中心に活動する作家6人の水彩や写真などのアートが楽しめる「いちにち美術館」は初めて企画。午後1時から「超高齢化社会を迎える福祉の行方」を題材に、淑徳大学総合福祉学部の結城康博教授による基調講演を行うほか、函館おしま病院の福徳雅章院長、終活マイライフ代表の樫木泰子さんを交えたシンポジウムを開催する。
音楽イベントは、ゴスペルコンサートや昭和歌謡ショーなど多彩なジャンルで会場を盛り上げる。生活相談員の阿部泉さんは「多世代交流の場としてフェスタに気軽に足を運んでいただきいろいろな人とのつながりが生まれれば」と来場を呼び掛けている。
入場無料。午後3時まで。当日は旭岡中学校(西旭岡町3)近くに臨時駐車場を設け、会場までシャトルバスを運行する。問い合わせは旭ヶ岡の家(0138・50・2121)へ。(木村京子)