函館市本町の複合飲食施設「五稜郭ガーデン」を運営する「まちづくり五稜郭」は28日、同施設で函館初のeスポーツ大会「五稜郭ガーデン杯」を開催する。今後も定期的に大会を開き、地域でeスポーツの普及を目指す考えだ。
eスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略で、コンピューターゲームやテレビゲームを使用した対戦型ゲーム競技。2024年のパリオリンピックでの種目採用が検討されており、道南でも3月に北斗市で「道南eスポーツ協会」が発足するなど盛り上がりを見せている。
今大会は家庭用ゲーム機「プレイステーション4」を使用し、セガゲームスのパズルゲーム「ぷよぷよeスポーツ」(午前10時~正午)と、バンダイナムコエンターテインメントの格闘ゲーム「鉄拳7」(午後1~3時)で腕前を競う。
ぷよぷよeスポーツは年齢制限なし、鉄拳7は15歳以上が対象。予選上位16人で決勝トーナメントを争い、入賞者にはトロフィーや副賞が贈られる。ともに定員はなく参加無料、申し込みは23日まで(https://yanhama1993.jimdofree.com/)で受け付ける。
開場は午前10時から午後5時まで。大会の模様は「ニューメディア(NCV)函館センター」の協力を得て、同施設に設置している縦2・2メートル、横4メートルの巨大モニターで中継するほか、初心者や見学者のためのゲーム交流スペースも設置する。
五稜郭ガーデンの森宗徳支配人は「ここから函館のeスポーツを盛り上げ、将来的にプロのプレーヤーを輩出するような大会にしていきたい」と話している。(金子真人)