市民がサンタクロースの衣装を着てまちを練り歩き、参加費の一部で闘病中の子どもたちにクリスマスプレゼントを届けるチャリティーイベント「函館サンタラン」(実行委主催)が10日、函館市西部地区で開かれる。実行委は「200人以上の動員を目指している。当日参加OKなので、大勢の人に集まってほしい」と参加を呼び掛けている。
サンタランは世界中で開かれているイベントで、函館では道教育大函館校の学生を中心に実行委をつくり、2年前から実施している。
当日は午後2時から市地域交流まちづくりセンター(末広町4)の多目的ホールで受付を行い、同3時半から開会式を行って出発。二十軒坂や旧函館区公会堂などをパレードし、同5時に閉会式を行う。その後は有志ではこだてクリスマスファンタジー会場へ向かう。イベント後には参加費の一部で実行委が子どもたちにプレゼントを買い、年内に市内の病院や児童養護施設を訪問する。
実行委員長で同校2年の柴田翔太郎さん(21)は「函館をサンタクロースの赤色で埋め尽くしたい」とPRしている。
参加費は中学生以下500円、高・大学生1000円、社会人2000円。サンタの衣装は実行委が配布するが、自前の着用も可。問い合わせは実行委(hakodatesantarun@gmail.com)へ。(稲船優香)