道南発祥の北海道和種馬(ドサンコ)の魅力を広めるイベント「どさんこフェスタin函館2016」(実行委主催)が12日、函館市大町の緑の島で開かれた。メーンの「流鏑馬(やぶさめ)競技全国大会日本一決定戦」では、強豪ぞろいのオープンクラスで竹村亮哉さん(27)=にんじんサークル、京都府京田辺市=が初優勝を飾った。昨年優勝の池田賢治さん(函館どさんこファーム)は惜しくも準優勝だった。
大会は今年で11回目。一般クラスに20人、オープンクラスに13人、団体戦に4チームが出場。北海道新幹線開業を記念し初めて企画した青函交流戦(各5人出場)は、3対2で函館チームが勝利した。
選手全体のレベルは上がっているものの、気温の低さと強風のため、矢が風にあおられるなどして矢継ぎに苦戦、厳しいコンディション下で競技に臨んだ。
一般クラスの優勝争いは同点となり、わずかなタイム差での決着。大会最年少の布施蒼依さん(13)=十和田乗馬倶楽部=が準優勝の快挙を収めた。競技終了後に餅まきもあり、観客を楽しませた。
このほかの上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽オープンクラス③上村鮎子(十和田乗馬倶楽部)▽一般クラス①阿部巧(寒河江八幡宮流鏑馬保存会)③磯部育美(紅葉台木曽馬牧場)▽団体戦①新若武者達の下剋上②木曽馬牧場関西③道央流鏑馬会輪厚チーム▽函館新聞社賞=山本泰司(姫路市)(山崎大和)