実業家の堀江貴文さんが函館の複数会場でゲストと対談するイベント「函館ホリエモン万博」(一般社団法人ホリエモン祭実行委員会主催)が11日、市内各所で開かれた。音楽や食、函館の未来などについてゲスト4人と“怒涛の対談”を展開。多くの観客が地元ワインやグルメを味わいながら聞き入った。
函館出身の人気ロックバンドGLAYの函館アリーナ公演に合わせた連動企画。GLAYのメンバーと親交のある堀江さんは、デビュー25周年を記念したアリーナツアーで函館公演が決定し、ボーカルのTERUさんから「函館を盛り上げてほしい」と依頼され、同イベントを企画した。
堀江さんの運営する会員制コミュニティーサロン「HIU(堀江貴文イノベーション大学校)」のメンバーが函館に密着し、魅力の掘り起こしを図り、会場では道南のワインやグルメが並び、来場者を楽しませた。
対談は4会場で実施。GLAYなどの人気アーティストを手掛ける音楽プロデューサー亀田誠治さん、函館黒船地域活性化協議会会長の小林一輝さん、今金町で農園を経営するNPO法人シゼトモオイコスの曽我井陽充理事長、スペイン料理店「レストラン バスク」の深谷宏治さんが登壇した。
深谷さんとの対談で堀江さんは「食など特定のもののためだけに遠くから来る人も多い。函館はポテンシャルの塊」と絶賛。サービスや設備が充実したラグジュアリーホテルを要望した。深谷さんは「函館ではまだまだやるべきことがある」と話すと、堀江さんは「何か協力できることがあれば」と応じた。(小杉貴洋)