函館コミュニティプラザGスクエア(シエスタハコダテ内、仙石智義センター長)は24日午後4時から、同施設内イベントスペースで、アコースティックライブ『1年間の感謝を歌に。』を開く。ラ・サール高3年の今遥生さん(18)が企画したイベントで、今さん自身もギター弾き語りで出演する。今さんは「音楽を通じて函館を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。
昨年4月にオープンした同施設では、若者が自主的に企画したイベントの実現に向けて積極的な協力体制を取っている。今回のライブは、日常的に同施設を利用している今さんが「高校生活最後の思い出として、地元で音楽活動をしている人たちを集めたライブを開きたい」という夢を抱いていることを仙石センター長が知り、同施設スタッフの天野正敏さんのサポートで実現にこぎつけた。
中学時代にイギリスのロンドンに短期留学した今さんは、数多くのストリートパフォーマンスにより町中に音楽があふれている様子に感動。自らも「Apolo」と名乗ってライブ活動を繰り広げてきた。
同施設を受験勉強場所に活用してきた今さんは、今春に大学入学のために函館を離れることから「歌を通じてさまざまな人たちに感謝の思いを届けたい」と自ら企画を立案し、天野さんとともに出演者募集などにも携わってきた。
当日は今さんを含め、高校2年生から40代まで、函館を中心に活動するバンドやソロ合わせて7組が出演。今さんは「多くの市民が足を運んで、函館の最新の音楽シーンを体で感じてほしい」と来場を呼び掛ける。
仙石センター長は「高校生のアイデアが形になって実現できることは素晴らしい。今後も若者発信のイベントを手助けしていきたい」と話している。
入場無料。問い合わせは0138・35・4000(同スクエア)。