冬の函館の夜空を彩る「函館海上冬花火2016」(実行委主催)が6日、豊川埠頭(ふとう)沖で始まった。澄み切った真冬の夜空に2000発の花火が打ち上がり、訪れた市民や観光客を魅了した。
「はこだてクリスマスファンタジー」終了後の観光を盛り上げようと、函館国際ホテル(柴田大介社長)が2014年に初めて企画。昨年から市内のホテルや観光施設などで実行委(柴田委員長)を組織し、日数を増やすなど規模を拡大して開催している。
青函連絡船記念館摩周丸(若松町)周辺には大勢の観客が詰め掛け、ベイエリアの夜空に輝く花火を堪能した。東京から訪れた会社員高橋みずほさん(40)は「最後に白鳥に乗るため函館に来たが、花火をやっているとは知らなかった。とてもラッキーでした」と笑顔を見せた。
10日までの期間中毎日午後7時40分から25分間、豊川埠頭沖から花火が打ち上がる。主な観覧場所は、函館朝市から函館国際ホテルまでの岸壁沿い、金森赤レンガ倉庫群、八幡坂、函館山山頂など。当日の開催可否は公式ホームページ(http://fuyuhanabi.com)で発表する。(金子真人)