JR函館駅前の観光名所「函館朝市」を夜間営業する「光の夜市」が6日に開かれた。函館朝市協同組合連合会に加盟する約50店が、海鮮丼や特産品を500円で販売したほか、毛ガニや商品券などが当たる抽選会も行われ、大勢の人でにぎわった。
この日開幕した「函館海上冬花火」に合わせ、地元住民にも函館朝市を楽しんでもらおうと同連合会が昨年に続いて企画した。参加店では地元の特産物やラーメンなどを特別価格で提供。1月の全国ご当地どんぶり選手権で4位入賞した「函館朝市漁り火がごめ丼」も登場し、来場者の人気を集めていた。
抽選会やゴスペルライブのほか、冬の街路を手作りキャンドルで照らすイベント「シーニックdeナイト」(実行委主催)も合わせて行われ、会場周辺は柔らかな光に包まれていた。
後志管内共和町の農業金井政義さん(44)は「花火を見る前に寄ったが、朝と違う雰囲気で買い物を楽しむことができて良かった」と話していた。(金子真人)