函館音楽協会(宍戸雄一会長)は24日、今年度の表彰式を函館市民会館小ホールで開いた。協会賞を受賞したフルート奏者の池田桂子さんとピアニストの畑中佳子さん、協会奨励賞のオークリコーダーアンサンブル(岡部浩美代表)に、宍戸会長から賞状と記念品が贈られた。
新型コロナウイルス感染予防策として、関係者・来賓の約40人のみが参加し、ホールで距離をとって並べられた椅子に着席。ステージ上で表彰を行った。宍戸会長が受賞者の功績を紹介し、「協会の発展に寄与され改めてお礼を申し上げる。今はコロナ禍だが、今後の活動が平常に戻れるように心から祈る」とあいさつした。
表彰後、市教委の辻俊行教育長と同会館の西田正史館長が祝辞を、各受賞者が謝辞を述べた。池田さんは「私の活動の原動力は協会の大先輩のおかげ。目標に向かって進みたい」、畑中さんは「協会、函館MB混声合唱団に支えられた大切な賞。ますます精進します」、岡部代表は「リコーダーの素晴らしさを普及させるように、コンサートを開いていきたい」と話した。
函館音楽協会賞は1961年に開始。毎年12月~翌年11月の1年間における音楽活動や過去の実績などを考慮し、選考委員会で決定する。今年度の受賞者は5月30日に市芸術ホールで開く同協会春季演奏会で演奏する。(山崎純一)