函館ジュニア・ドリーム・オーケストラの第20回定期演奏会が29日午後1時半から、市芸術ホールで開かれる。活動20年目の節目で、函館、青森両市の「青函ツインシティ提携30年記念」と銘打つ。交流を続ける青森ジュニアオーケストラ、函館の北美原ドリームオーケストラに加え、今年は函館少年少女合唱団も出演する。
2000年の結成。現在は、バイオリンを始めたばかりの初心者教室の生徒を含め、小学生から高校生まで約25人所属。阿部哲治団長は「初心者教室で弦楽器を始め、オケに入団して、卒団してを繰り返しての20年。レベルを維持するのは大変だが、人数は少ないが上手に演奏する子たちばかり」と話し、指導にも熱が入る。
交流を持つ青森、北美原団員を加え、総勢72人の編成で出演。今回は、5年前の演奏会で一部の楽章を披露したドボルザークの「交響曲第9番ホ短調『新世界より』」の全楽章に挑戦する。また、少年少女合唱団から30人が出演し、チャイコフスキーの「くるみ割り人形より『トレパック』」など、シベリウスの「フィンランディア」を合唱付きで披露する。
一般500円、中高生300円、小学生以下無料。問い合わせは同ホール(0138・55・3521)へ。(今井正一)