• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 2024年春
    人事・本社来訪
  • 参加者募集
    写真の日プロジェクト
  • 求人情報
    総務経理スタッフ、記者

伝統の江差追分を次世代へ 木村さんが道場立ち上げ

 【江差】第29回江差追分大会全国大会優勝者で、ジャンルを超えたアーティスト活動を展開する木村香澄(かずみ)さん(44)がこのほど、町津花町に江差追分道場「紫世会」を立ち上げた。木村さんは「これからは自身の活動と並行して後進の育成にも力を注ぎ、江差追分の魅力を全国に発信していきたい」と意気込んでいる。
 江差町出身の木村さんは8歳の時に追分を習い始め、9歳から3年連続で全国大会子供の部で最優秀賞に輝いた。さらに同大会一般の部では最年少記録となる17歳で頂点に立ち、天才歌手として脚光を浴びた。
 その後は細野晴臣さんや宇崎竜童さんなど、有名アーティストの作品にジャンルを超えて参加。大黒摩季さんのプロデュースによる「ソーランBeat」はYOSAKOIソーラン祭り公式応援ソングになっている。またSTVラジオのパーソナリティーも務めるなど、幅広い活動を繰り広げている。
 10代後半から20代にかけては「早く江差を出て都会で暮らしたいという思いが強かった」と振り返る木村さん。しかし、いざ古里を離れてみると「やっぱり江差での生活が一番自分に合っていたことを実感した。地元への恩返しの意味も込め、腰を据えた活動をしていきたい」と考え、昨年11月に紫世会を発足。今月末に開かれる江差追分会総会で、正式な承認を受ける見通し。
 指導の拠点となる町津花町の道場は、5月から飲食店「cafe 香澄 kazumi」としても運営する。店内には大型の基本譜が設置されたステージがあり、「観光客が追分を気軽に体験できる場所にしたい」と木村さん。「人口減少の影響で江差町内の歌い手が減少している中、伝統の灯を絶やさないための手助けになればうれしい」と意欲を見せている。(小川俊之)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 遺愛6連覇、函工4連覇 バドミントン高体連春季大会
      2. 不同意わいせつ容疑 八雲の70代男性逮捕
      3. 函館でサクラ満開 過去3番目タイの速さ
      4. 函館港に初入港 豪華客船「シーボーン・オデッセイ」
      5. 五島軒、新業態のカフェ27日に営業開始 本店1階ロビー アフタヌーンティーなど
      6. 28日にスプリングコンサート 道南23団体出演
      7. 道南ものがたりジャーニーラン、8月に道内初開催
      8. 日吉町で住宅火災
      9. 上磯高の存続を要望 池田市長と川原教育長、道教委に
      10. ポツンと佇む小さな食堂③/猫がいるレストラン casadelgatto

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      4月25日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト