「坂から広がる、つながる、おもしろマガジン」をコンセプトに、函館西部地区の新たな魅力を独自の切り口で発信するフリーペーパー「ハコダテ サカラ」の創刊号が4月1日に発行される。4月16日午前11時からはまるたまスクエア(元町2)で関連イベントも開催し、同地区ならではの楽しみを提案する。
特集は「サカミチ、モトマチ、ミスマッチ」とし、横浜、神戸、函館、大阪の元町地区を紹介しながら各地の違和感と調和の間に何が見えるのかを考察する。
このほか、道教育大に通う学生やフードスタイリストの随筆、市内の古物商が相談者の悩みに応えるなどの投稿コーナーを充実させた。編集室長で作家の藤島斉さん(46)は「旬や時流にかかわらず、あくまでもサブ(少数派)の立場で面白いと思えることを発信し続けたい」と話す。
4月16日は「サカラ祭」第1弾として午前11時から、誌面で紹介しているフードスタイリストの近藤緑さんによる「ミスマッチ食堂」を、午後6時からフィンランドの伝統的弦楽器カンテレのコンサート(有料)を開催予定。発行人の北見伸子さん(43)は「遊び心と旅人目線、絵心を忘れずに発行を楽しみたい」と意気込む。
創刊号はAB判(縦21センチ、横25・7センチ)12ページで3000部発行。順次市内外へ配布する。編集室では、投稿者や協力者を募集しており、メール(marutama.square@gmail.com)から申し込む。問い合わせは同編集室(☎0138・76・3749)へ。(半澤孝平)