【江差】第54回江差追分全国大会は最終日の18日、町文化会館で予選を勝ち抜いた50人によって決選会が行われ、空知管内浦臼町の会社役員佐竹春敏さん(63)が追分日本一の座を手にした。2014年から2年連続で2位と惜しくも栄冠を逃していたが、17回目の出場で念願の優勝旗を手にした。
一般の部で道内の出場者が優勝するのは4年ぶり。民謡が好きだった佐竹さんは、20年ほど前から江差追分を本格的に習い始め、「最終着地点はこのステージで優勝することと決めていた」と打ち明ける。
2年連続で優勝にあと一歩及ばなかったことから、「今年こそはと思い練習を重ねてきた」といい、優勝旗を手に熱唱した気分について「最高でした」と満面の笑みで話した。滝川支部長を務めており「今後は後継者を育成したい」と意気込みを示した。
熟年大会の優勝は、函館市の斉藤勝弘さん(78)=函館もりいち会=。入賞経験はこれまで10回ほどの参加で一度もなく、「優勝と聞いてとても驚いた。応援してくれた人や師匠と喜びを分かち合いたい」と笑顔で話した。
少年大会は、江差小学校4年の柳田小春さん(10)=声友会=が優勝した。大会結果は後日掲載。(山田大輔)