函館市シルバー人材センター安全・適正就業委員会が主催する、2018年度安全就業推進大会がこのほど、函館市芸術ホールで開かれた。同センター会員の就業中の事故防止や安全意識の啓発が目的で、会員による事例発表などを通じて安全就業への思いを新たにした。
この日は会員から募集した安全標語の入選者の発表と表彰も実施。38人92作品の中から、最優秀賞には木川英雄さんの「危ないぞ注意するのも思いやり」が選ばれた。優秀賞には三浦裕さん、三好豊さん、坂井秩雄さん、鶴見淑子さんの作品が輝いた。
事例発表では山田けい子さんが「安全就業は元気なあいさつと笑顔から」をテーマに、仕事へ取り組む信条を語った。続いて特別講演として講釈師の荒到夢形さんが「伊能忠敬伝」の講談を披露。迫力ある語り口が来場者を引き込んでいた。ヨガインストラクターの佐々木佳苗さんによる「健康体操」も行われ、来場者は元気いっぱいに体を動かしていた。
また、就業大会開始前には毎年恒例の清掃奉仕活動も実施。約100人の会員が梁川公園、市立函館高、五稜郭公園裏、市中央図書館周辺の4カ所で、熱心にごみ拾いを行い汗を流した。(小川俊之)