世界に通じる食文化の創造を目指して
会社の未来を見据えて指針を示す
函館市、東京都、高知県、韓国に事業本部を置き、道産水産物の加工販売や本マグロの養殖、貿易事業を手掛ける「道水」は、1947年に国の指定公認水産物出荷機関として創立。世界市場を相手に辣腕を振るい、多国籍企業として会社を発展させた3代目の髙野元宏社長は「会社という船の進路をしっかりと決めて、どうオールを漕いでいくかを示すことで、社員のモチベーションを高めていきたい」と常にチャレンジ精神を持って事業に取り組む。主力事業は食のグローバル化に伴い、世界的にも需要が増大している本マグロの養殖。現地プロジェクト推進型の企業として、マルタやメキシコでスタートし、現在は培った技術をもとに高知県、長崎県でも養殖事業を展開している。また、海洋資源保護に配慮しつつ限られた枠の中から高品質なものを仕入れ、国内外の自社や関連会社で加工・商品化することで高い付加価値を付けて国内外へ発信し、食文化の発展にも貢献。海外展開のさらなる拡充を図るため、情報を的確に取捨選択し戦略を立てている。
(ハコラク 2022年11月号掲載)
株式会社 道水
函館市豊川町27‐5
☎0138‐22‐7136