• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 2024年春
    人事・本社来訪
  • 参加者募集
    写真の日プロジェクト
  • 求人情報
    総務経理スタッフ、記者

鹿部の間歇泉、北海道遺産追加選定候補に申請へ

 【鹿部】町は、次世代に引き継ぐ自然や文化、産業などを選ぶ「北海道遺産」の追加候補に、「間歇(かんけつ)泉」を申請する。間歇泉単独での申請は初めてで、3月中に関係書類をまとめる。町は「選定を弾みに、鹿部だけでなく、北海道全体の〝宝物〟として残していきたい」としている。
 鹿部の間歇泉は1924年、温泉の試掘中に見つかった。10分間隔で、約100度の湯が地中から高さ15メートルまで一気に噴き上げる。2016年には道の駅「しかべ間歇泉公園」が誕生。大地の鼓動を感じられる珍しいスポットとして、全国から観光客が訪れている。
 北海道遺産は2001年に25件、04年に27件の計52件が選ばれている。このうち道南では「姥神大神宮渡御祭と江差追分」「五稜郭と箱館戦争の遺構」「函館西部地区の街並み」など8件。鹿部町は前回、間歇泉を含んだ複数の遺産で申請しているが、選定には至らなかった。
 今年の北海道命名150年に合わせ、北海道遺産を啓発するNPO法人北海道遺産協議会が14年ぶりに追加選定の候補を募り、審査を経て8月ごろに正式決定する。
 申請には遺産の価値や地域の思い入れ、将来像などを示す必要がある。町は昨年12月から、企画振興課を中心に間歇泉に携わる町民や有識者に話を聞いたり、今月3日の「シーニックDEナイト」で来場者に北海道遺産申請に関するアンケートを取ったりし、申請に向けて準備を進めてきた。
 同課は「アンケートでは、9割の方が申請に賛成だった。選定されれば、観光面で波及効果が期待できる。90年間鹿部の日常に根付いている間歇泉を、未来永劫(えいごう)保全できれば」としている。(稲船優香)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 五島軒、新業態のカフェ27日に営業開始 本店1階ロビー アフタヌーンティーなど
      2. 公用車で物損事故、職員を懲戒処分 函館市
      3. はいや建築設計事務所が破産開始決定 負債3000万円
      4. 函大谷が団体戦優勝 個人戦3階級V 柔道・高体連春季大会
      5. 無事故無違反で賞品ゲット セーフティラリー5月1日から受け付け
      6. 愛犬と楽しむ道の駅に みそぎの郷きこないにドッグラン完成
      7. 大泉市長「実現に向け検討」 新幹線函館駅乗り入れ 市議に初めて直接説明
      8. 看板で誤進入防止を 自転車海中転落事故で現場診断 西署
      9. 遺愛6連覇、函工4連覇 バドミントン高体連春季大会
      10. 開幕戦は函水―函西 春季高校野球、組み合わせ決まる

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      4月26日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト