津軽海峡フェリー(函館市港町3、村上玉樹社長)は、所有する全5隻で「津軽海峡 FREE Wi―Fi」のサービスを開始した。同社は「函館・東北地方でのシームレスな通信環境を実現させ、津軽海峡圏の広域観光促進につなげていきたい」としている。
同フェリーは函館―青森間(1日8往復)と函館―大間間(1日2往復)を運航。豪華なクルーズと一般的なフェリーの間に位置する「カジュアルクルーズ」を打ち出し、快適な船旅の提供に力を入れている。
同サービスはKDDIグループのワイヤ・アンド・ワイヤレス(東京)と提携。函館市内の「HAKODATE FREE Wi―Fi」や東北共通の「TOHOKU Wi―Fi」ほか、訪日外国人観光客向けのアプリ「TRAVEL JAPAN Wi―Fi」にも対応している。
また、同社は4月~12月末まで予定していた「海割ドライブ」を来年いっぱいまで延長する。車両1台とドライバー1人の閑散期料金より1割安く、車両1台とその車の定員(最大8人)まで乗船できるサービスで、同社によると4月から11月まで約2万7400台の利用があったという。(金子真人)